相談01●棒材切削加工品の鍛造化によりコスト削減を図りたい

量産品のコストダウンを検討中のお客様からよくお寄せいただくご質問として、今回は棒材切削加工品の鍛造化についてお話ししたいと思います。



■ 《お客様の問題点》


金属材料商社のK社様は、特殊金属材料の販売だけでなく、その材料を用いた加工品の仕入・販売事業も行っておられる専門商社様です。そのK社の営業担当者様から、弊社へメールで次のようなご相談をいただきました。



■ 【質問】


「当社のお客様から、大幅なコストダウンの要請がありました。現在、そのお客様へは、棒材からの切削加工品を納入しています。例えば、これを鍛造化することで、コストダウンすることはできませんか?」


早速、K社から弊社へ製品図面を送っていただき検討したところ、大幅なコストダウンを実現できる可能性があると判断しました。そこで、K社の担当者様に弊社へお越しいただき、直接に詳しいお話を伺うと共に、具体的な解決策を探りました。


まず、棒材からの切削加工についてお聞きする中で、明らかになった問題点は次の2つでした。


●1つ目は、投入重量が大きく、非常に高価な特殊材であるため、材料費が高くなること。

●2つ目は、切削加工屑が大量に発生し、しかも他の加工金属の材料屑も混じっているため、二束三文の完全スクラップとして売却されていることでした。



■ 《弊社からの提案とコストダウン効果》


そこで、弊社から次のような形で鍛造化をご提案しました。


まず、肉厚を最小限まで薄くできるよう、弊社にて鍛造設計図を作成。新たな鍛造形状により投入重量の削減、材料費の低減を実現できます。また、また、削り代を少なくできる鍛造化により、切削加工費も低減できます。


鍛造品イメージ図

しかし、今回の材料は非常に特殊で、弊社では鍛造も切削加工も初めての経験だったため、鍛造化は困難を窮めました。そして数ヶ月に及ぶ基礎実験を重ねた末、ようやく実際の鍛造および切削加工の量産が可能になりました。

その結果として、K社に対して新たな技術を構築でき、また材料費及び切削加工費で約50%コストダウンという大きな効果を得ることができました。もちろん、鍛造費及び初期費用として新たに金型費が発生しますが、これについては材料費及び切削加工費の大幅なコストダウン効果により、約半年ほどで償却することが可能になりました。


また、弊社にご注文頂ければ、その後の更新金型費等、追加費用も頂戴しておりませんので、償却後、確実にコストダウン効果が表れています。最終的には、工法変更品として納入できたことでエンドユーザー様からもご信頼いただき、その後、今回と類似の製品4点もご注文いただきました。






お客様からは、「切削品の鍛造化によって、こんなに大幅なコストダウンが実現できるとは思わなかった」と、お喜びいただいた事例になります。


さらに、弊社では切削加工屑を他の材料と分別し回収していますので、そのままお客様にお返しすることで高価売却が可能となり、さらなる高収益を得ていただくことが可能となっています。このようなリサイクルにより、環境保全やSDGsの達成にも大きく貢献できるようになりました。


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